1. 介護は「がんばれるけれど、疲れもたまりやすい」

家族の介護はとても尊いものですが、長い時間がんばり続けることで、
気づかないうちに心と体が疲れすぎてしまう ことがあります。

特に、以下の状態などが続くと、“介護うつ”につながることがあります。

  • 睡眠不足
  • 心配ごとが多い
  • 一人で抱え込む
  • 休む時間がない

「弱いから」ではなく、誰にでも起こりうる状態 だと医学的にも知られています。

2. 早めに気づくためのサイン

以下は介護疲れが強くなり、介護うつにつながる可能性があるとされる一般的なサインです。

※これらのサインがある=必ず介護うつという意味ではありません。
※医学的に確認されている「注意したい変化」をまとめています。

心のサイン

  • 気持ちが沈む日が続く
  • 怒りっぽくなる
  • 涙が出やすくなる
  • 「自分が悪い」と考えてしまう
  • 何をしても楽しく感じない
  • 介護のことを考えると胸が重くなる


体のサイン

  • 眠れない、何度も目が覚める
  • 食欲が落ちる、または食べすぎる
  • 疲れが取れにくい
  • 頭痛・肩こり・胃の不調が続く
  • 動く気力が湧かない
  • 体がだるく、座り込む時間が増える


行動のサイン

  • 外に出る気力がなくなる
  • 友人や家族と話すのがつらい
  • 介護のミスが増えて自己嫌悪になる
  • 趣味や楽しみをやめてしまう
  • 無理をしてでも「自分だけでなんとかしよう」としてしまう


3. そんなときに大切なこと

介護うつは、早めの気づきと休息がとても重要 です。
次のような行動は、心の負担を軽くすると言われています。

① 一人で抱え込まない

気持ちや状況を話す相手がいるだけで、心の負担は大きく下がります。
家族・友人・ケアマネジャー・看護師などに話して大丈夫です。

② 休む時間を「意識的に」つくる

10分の休憩でも構いません。
コーヒーを飲む、外の空気を吸う、深呼吸するだけでも違います。

③ サービスを活用する

  • 訪問看護
  • 訪問介護
  • デイサービス
  • ショートステイ
    は、「休むために使っていいサービス」です。

介護者が健康でいることが、本人の安心にもつながります。

④ 自分の気持ちを“悪者にしない”

イライラしても、泣いても、疲れても大丈夫です。
どれも 自然な反応 です。

4. 介護者の心が守られると、家庭も安定します

介護うつは、誰にでも起こりうるもの。
“早めに気づくこと” がいちばんの予防になります。

「がんばりすぎないことも、介護の大切な一部です。」

💬 このコラムは一般的な健康情報として作成しています。
気分の落ち込みが続く、眠れない、食事が取れないなどの症状が強い場合は、
医師や看護師、専門機関へ早めにご相談ください。