6月から7月にかけて、暑さが本格的になる一方で、朝晩の気温差や、室内外の温度差が大きくなる季節です。
この時期、「なんだか体が重い」「眠れない」「食欲がない」と感じることはありませんか?
もしかするとそれは、寒暖差疲労が原因かもしれません。
寒暖差疲労とは?
寒暖差疲労とは、気温の変化に体がうまく適応できず、自律神経のバランスが崩れてしまうことで起きる、だるさ・肩こり・不眠・食欲不振・気分の落ち込みなどの不調です。
特に高齢者や持病のある方は体温調節機能が弱っているため、少しの気温差でも負担が大きくなりがちです。
こんな方は要注意!
- 冷房が苦手で、あまり使いたがらない
- 室内と屋外の温度差が5℃以上ある
- 日中は暑く、朝晩は涼しい日が続いている
- 冷たい飲み物・食事が中心になっている
- 夜間、眠りが浅くなっている
こうした状態が続くと、体がうまく休まらず、疲労が積み重なってしまいます。
予防と対策のポイント
- 室温は26〜28℃前後を目安に、冷やしすぎないよう調整
- 寝るときは腹巻きや薄手の長袖などで体温をキープ
- 冷たい飲み物だけでなく、温かい汁物や白湯も取り入れて
- 軽いストレッチや深呼吸で自律神経を整える
また、体調がすぐれないときは無理をせず、ゆっくり休むことも大切です。
訪問看護でもサポートしています
私たち訪問看護では、利用者さまの体調だけでなく、季節ごとの変化や生活環境にも目を配りながらケアを行っています。
「いつもとちょっと違うな」と感じたら、ご家族の方もどうぞお気軽にお知らせください。
ささいな体調の変化が、早めの対応につながります。