―「寒暖差疲労」って知っていますか?―

夏のあるある悩みとして、「なんだかダルい」「頭が重い」「肩がこる」などの“原因がはっきりしない体の不調”があります。
もしかしたらそれ、「寒暖差疲労」が原因かもしれません。

 

寒暖差疲労ってなに?

「寒暖差疲労」とは、気温の差によって自律神経が乱れ、体にさまざまな不調が出ることです。
外は暑いのに、室内は冷房でキンキンに冷えている…そんな生活をしていませんか?

主な原因

  • エアコンの効いた室内と外気との急激な温度差(5度以上)
  • 暑さで体温調節の働きが弱っているとき
  • 自律神経が疲れて、うまく働かなくなってしまう

よくある症状

  • だるさ・疲れがとれない
  • 頭痛・肩こり・めまい
  • 食欲不振・下痢や便秘
  • 手足の冷え・不眠

予防と対策のポイント

① 温度差をできるだけ小さくする

  • エアコンの設定温度は**26~28℃**を目安に
  • 冷えすぎを感じたら、カーディガンやひざ掛けで調節
  • 外出時は薄手の羽織り物を持ち歩くのがおすすめ

② 湯船に浸かってリラックス

  • 夏でもシャワーだけで済ませず、お風呂に入る習慣
  • 38〜40℃のお湯に10〜15分浸かると、自律神経が整いやすくなります

③ 食事と睡眠で“整える”

  • バランスの取れた食事で体の調子を整える(特にビタミンB群とミネラル)
  • 質のよい睡眠をとるために、寝る前はスマホやカフェインを控えめに

 

こんな方は要注意!

✅ 一日中エアコンの部屋で過ごしている
✅ 冷たい飲み物・食べ物をよくとる
✅ 夜遅くまでスマホやテレビを見ている
✅ 最近なんだか「やる気が出ない」

ひとつでも当てはまる方は、寒暖差疲労の可能性があります。気づかないうちに疲れがたまっているかもしれません。

 

おわりに

夏は外の暑さと室内の冷えが極端になりがちです。その寒暖差に体がついていけず、思わぬ不調を招くことがあります。
でも、ちょっとした工夫で予防できます。体の声に耳を傾けながら、夏を快適に過ごしましょう。