1. 認知症になると「できなくなったこと」に目が向きやすくなります

認知症になると、

  • 物忘れが増える
  • 家事が難しくなる
  • お金の管理が難しくなる

など、これまでできていたことが難しくなる場合があります。

そのためご本人もご家族も、
「できなくなったこと」に目が向きやすくなります。

2. しかし、「できること」も残っています

認知症になったからといって、すべてができなくなるわけではありません。

例えば、

  • あいさつをする
  • 好きな歌を歌う
  • 花の世話をする
  • 洗濯物をたたむ
  • 家族を気づかう

など、その人らしく続けられることがたくさんあります。

3. 「できないこと」ばかりを見ると自信を失いやすくなります

認知症の方の中には、

  • 以前のようにできない
  • 失敗が増えた

ことに気づき、落ち込む方もいます。
そんなとき、できないことばかり指摘されると、

  • 自信を失う
  • 不安が強くなる
  • 意欲が低下する

ことがあります。

4. 「できること」を大切にすると安心につながります

認知症ケアでは、できない部分を補うだけではなく、
できることを続けることも大切にされています。

心理学でも、人は役割や達成感を感じることで、
安心感や自信につながることがあると考えられています。

5. 小さな役割が力になることがあります

例えば、

  • テーブルを拭く
  • 新聞を取ってくる
  • 植物に水をあげる

といった小さなことでも構いません。
「ありがとう」と言われることで、自分の存在価値を感じられることがあります。

6. 訪問看護でも「その人らしさ」を大切にしています

訪問看護では、病気や症状だけを見るのではなく、

  • 好きなこと
  • 得意なこと
  • 大切にしていること

にも目を向けています。
その人らしさを大切にしながら支援することは、安心して生活するために重要です。

7. ご家族も「できること探し」をしてみましょう

認知症になると、つい困りごとに目が向きやすくなります。
そんなときは、「今もできていることは何だろう」と考えてみることも大切です。
新しい発見につながることがあります。

8. まとめ

認知症の方には、難しくなったことだけでなく、
今もできることや得意なことがあります。だからこそ、

  • できないことばかり見ない
  • できることを大切にする
  • その人らしさを尊重する

ことが大切です。
「“できること”に目を向けることは、その人らしい生活を支える第一歩です。」

💬 このコラムは一般的な健康情報として作成しています。
認知症の方との関わり方や日常生活でお困りのことがある場合は、医師や訪問看護師などの専門職へご相談ください。